ふくらはぎの悩み克服に至る軌跡を綴る高齢者ブログです。
時おり脱線する知ったかぶりも、大目にお付きあいください。
もとより冷え性で手足の先なぞは夏でもほんとうに冷たいんだ。痛み・むくみ・冷え性の因果関係はわからぬが、当人としてみれば何らかの関係があるようにも思える。
数年前に下肢静脈瘤の手術をしたが効果はなかった。下肢静脈瘤の手術が必要だったのかは今になっては疑わしい。お医者は手術すれば十中八、九は治るようなことを言っていたが外れだった。その下肢静脈瘤手術にいたる顛末はいずれお話しします。その時は聞いてくださいまし。
その後も年々痛みは増してきて、冬の繁忙期には立っているのがじつにつらい。足のむくみはひどくなる一方で、先日別の整形外科へ行ってきた。有名人なんかも行くらしい割と評判な病院。
医者に訴えたのは、膝から下のむくみと痛み、なぜか膝上に瘤ができその廻りも腫れて痛い。膝の裏にもシコリのような塊ができているが、これは痛くない。
膝の後の瘤(コブ)はベーカー嚢腫(のうしゅ)という症状で、切除することはできるとおっしゃるが、これは痛いわけではなくしばらくほっておくことにした。
膝の上に別の瘤がありここは押すと痛いし、瘤のまわりも痛む。自身では何か炎症のような気がする。
「ふくらはぎのむくみや脛の痛みは腰の痛みの影響かもしれない」
とお医者は言う。
診察、検査は多岐にわたりそうだが、まずは膝上の瘤あたりをMRI(Magnetic Resonance Imaging)で撮って診断してみる。そのうえでふくらはぎや他の部分も順次診ていくそうだ。
で、膝の上のMRI検査をやった。
初診の日からMRIの当日までは2,3日の間(ま)があったのだ。足が痛かったので仕事はセーブしていた。そうしたら、技師に、当該局部はどこかと問われるほどに腫れが退いていた。説明してMRIを行ってもらった。CT(Computed Tomography)検査は何度か経験あるがMRIは初めて。耳栓してもうるさい音*と時間の長さは閉口だがあとはどうってことはない。
(*この時から数年経って大きな病院でMRI検査を受けることが何度かあった。さほどうるさい検査装置ではなかった。引退して2年目の2022年はいろいろあってさ、3度も入院した年だった。これもまた後で。)
後日MRIの結果の見立てを聞きに行った。先生はMRIの映像をみながら、あたしの太ももはかなり筋肉が薄いとかおっしゃっていた。それが影響しているのかどうかは聴き洩らした。
膝から下肢にかけての横断面中心部に液状のものがあるそうだ。注射で抜くことも切開手術もできるが完全にとり去るのは困難だそうだ。私の痛みはこの液状のものが原因なのかは言明されなかった。
それで思い出した。ずっと昔、右足首に水がたまることがしばしばあった。これは痛かった。よく出張先で発作が出た。当時は士業と飲食店の兼業をしており、今よりもずいぶんハードな日々を送っていた。旅前に仕事を詰めるから、疲労して旅先で傷みだすということだったのだろう。たくさんの医院やお医者にお世話になった。あるときに痛風だと診断されていた。
この痛風の発作にはずいぶんと悩まされた。運転中のこともあった。商談中のこともあった。眠れぬ夜も何度もあった。病院まで負ぶっていってもらったりと。病院で、あるいは往診してもらい注射器で水を抜いてもらうと嘘のように腫れと痛みは消えたものだ。それがある時期(40歳前後だったかな)から症状が全くなくなった。なぜかわからない。脚に水がたまるということでそのようなことを思い出した。私の体質かもしれない。
閑話休題。
先ほどの整形外科へはあれから出向いてはいない。手術がイヤだから。以前の下肢静脈瘤の手術が芳しくなかったように、今回も手術後の完治を期待できそうにもないから。大げさな外科手術は避けたい。
むくみと痛みは続いている。立ち仕事を続けるのがつらい。歩いていても疲れやすい。じきに痛くなる。